ねえねえ知ってた? 平成十八年一月 |
平成18年1月23日(月)
29日は、大阪国際女子マラソンです。私の無知を晒すようで恥ずかしいのですが 「マラソンて、ギリシャの地名だった!」のですね。紀元前490年、マラトンという村に攻め入った強大なペルシャ軍を、アテネ軍が智恵を使って打ち負かし、その戦勝報告のため、フィディピデスという若者に40キロもの道をアテネまで走らせたのがマラソンの由来。2004年のアテネオリンピックでは、正にこのコースを選手達が走ったとか。 ところで、マラソンをしているとある時点で、走ることが苦痛でなくなる「ランナーズハイ」という心地よい状態になるそうです。これは、脳の中で「ベータ・エンドルフィン」という麻薬物質が放出され、高揚感・多幸感・鎮痛作用を引き起こしてくれるからです。また、この物質は、肉体的なストレスに曝された時だけでなく、笑った時(笑顔のみでも可)、音楽などを聴いてリラックスした時などにも出ます。更に、出産の時には、通常の6倍もの量となり、痛みを和らげてくれるとか・・(でも、やっぱり痛かったけどなあ。)針麻酔も同じメカニズムなんですね。 実は、このような脳内の麻薬物質が発見される十年以上も前に、笑いを病気の治療に採り入れ、膠原病というご自身の病を治したのが、著名なアメリカのジャーナリスト、ノーマン・カズンズ氏です。病院を離れ、ホテルの一室に籠もり、炎症を止めるビタミンCを大量摂取すると共に、コメディのビデオなどを見続け、「10分間思い切り笑えば、2時間は痛みから解放されている」ことを発見。その報告が「New England Journal of Medicine」という権威ある医学雑誌に掲載され、これが現在に至るまで、笑いの研究における「お笑い草」に、あっ、間違えました、「語り草」になっているのです。 また、この方が「原爆は落とす必要などなかったのだ!」と主張し、平和運動の一環として、広島で被爆した女性25人をアメリカに招待し、ケロイドの形成手術を受けさせた人物であることは、余り知られていないのでは?「原爆乙女の父」と呼ばれているそうですね。きっと、このような博愛の精神で生きておられた事も、病気の治癒に役立ったのだと思います。 アメリカの病院には「ユーモア・ルーム」という楽しいビデオやテープが聞ける部屋があるとか。(日本では、生きがい療法研究会や癒しの環境研究会など笑いを重視した環境改善に取り組んでいるところもありますが、全国的にはまだまだ少ないようです。)「上司や同僚にムシャクシャした時に八つ当たり出来る、大きな人形が置いてある部屋」を用意した企業があると聞きましたが(当人同士が同時に入ってきた場合は、どうなるんでしょう?)それよりも健康管理室に、落語や漫才の聞ける「お笑いコーナー」を設けてはいかがでしょうか?ウツ病など、心の病が蔓延する現代、心の健康に予算を投入する自治体や企業が増えて欲しいものですね。 |
平成18年1月21日(土)
ファイアウオールやウイルス対策ソフト、送受信のウイルスチェック機能も備えましたが、インターネットの大海では波間に漂う小舟のようで・・これからの航海が安全でありますよう、祈らずにはおられません。今日は表作成の方法を何とかマスターしましたので、自己紹介や日記のページなどを、当初のデザインから大幅に変えてみました。モニター読者になって下さっている方々には、心より感謝申し上げます。 さて、本日の目からウロコは "えっ、あの坂本龍馬さまが、恋の和歌を創っておられたの?" そのひとつが「きえやらぬ 思いのさらにうぢ川の 川瀬にすだく蛍のみかは」最近、幕末の時代に興味を持ちだした私。偉業を成し遂げた方には、「ひたすら仕事一筋に人生を駆け抜けた」イメージがありましたが、調べてゆく内に、「ロマンティスト」であり「リラックスの達人」であったが故に、あの極度の緊張の時代を生きてゆけたのかも知れないと思いました。やはり、心の余裕というか、肩の力を抜くことが大切なんですねえ。 実は、坂本龍馬が「♪土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た ヨサコイヨサコイ♪」の替え歌を創っていたんですって! 花のお江戸の両国橋へ 按摩さんが眼鏡を買いに来た ヨサコイ ヨサコイ お医者の頭へ雀が止まる 止まるはずだよ藪医者だ ヨサコイ ヨサコイ
興が乗ってくると、芸妓たちの前でこの歌を披露したそうです。また、歌会にも参加したり、繊細な感情を和歌に遺されています。ご興味のあられる方はこちらをご覧くださいませ。それにしても、維新の偉業は、有名な方ばかりではなく、精神的に支えた女性や、経済的なバックアップをされた方々のおかげもあって実現したのですね。折角いただいた四民平等なのに、自由の意味をはき違えてきた反省を覚えます。物質から精神へと、価値観が大きく変わろうとしている今、心も社会も別の意味での"維新"を迎えているのではないでしょうか?と言っても、やはり"ユーモア精神"を忘れずに取り組んでゆきたいものですね。 |
平成18年1月16日(火)
ヤッター!やっとインターネットにアップロードが成功しました。1月7日に「全部無料でつくるはじめてのホームページ(翔泳社)」や「はじめての無料ホームページデビューまるごとパック(秀和システム)」を買い込み、あーでもない、こうでもないと悩んだ10日間。でも講習にも行かずに、何とかそれらしくなったことに感謝感激!昨夜は久しぶりに徹夜をしてしまいました。 |
平成18年1月10日(火)
今日は十日戎。えべっさんにお参りするのは関西特有の習慣。実は、全国に3500ある戎神社の総社は西宮神社で、今宮戎は「今(新しく出来た)西宮戎」が省略されて今宮戎となったそうな。さて、お正月と言えば「七福神」の出番ですので、いたって日本的な神様のイメージが私の中ではありました。日本での七福神信仰は、鎌倉時代に恵比須と大黒天がペアで祀られるようになり、室町時代に毘沙門天と布袋尊が加わり四福神となり、江戸時代に弁財天・寿老人・福禄寿が揃って、七福神となったそうですね。
けれども、日本固有の神様は恵比須さまだけで、大黒天・毘沙門天・弁財天はインド(仏教)の、寿老人・福禄寿・布袋尊は中国(道教)の神々と知って、目からウロコが落ちました。更にルーツをたどると、地理的には、シルクロード経由で西アジアに、年代を遡ればメソポタミアの時代に行き着くという説もあるとか。(『七福神信仰の大いなる秘密』久慈力 批評社)様々な国の神仏を採り入れて信仰してきた、昔の日本人の大らかさを再認識した思い。
それに対して、狭い考えで、国同士が戦うニュースを聞くと、もう外国だの何だのと言わず、「みんな地球人なんだ!」と考えないといけない時代なのに・・と思います。インターネットの世界では、すでに世界がひとつになったのですから・・日本では、やれ徳川だ薩摩だ長州だと反目し合っていた時代に黒船がやってきて、あわててひとつに統一されましたが、あまり戦争ばかりしていると、黒船の格好をしたUFOがやってくるかも?!
「笑いはなぜ大切か?」にも書きましたが、古今東西の偉人の方々は、「心に善いエネルギーが注がれる思いと行いを選びなさい」と教えて下さっていたのだと思うのです。日本人は古来より、「今日も無事に過ごさせていただき有り難うございます。」と感謝の祈りを捧げてきましたが、これも心にエネルギーが注がれる行為ですね。また、七福神の中でも五福神はニコニコと笑っておられます。笑いというのは、心にエネルギーが注がれるという観点から「正に宗教的な行為」だと私は考えています。(落語のルーツは、京都誓願寺の安楽庵策伝和尚さまが楽しいお説教をされたのが始まりなんですよ。) 中でも「他の方の幸せや健康を祈ること」は、本当に何とも言えず幸せを感じたり、涙が流れたりしますね。きっとたくさんのエネルギーが自分の中にも入ってきているのでしょう。 |