ねえねえ知ってた? 平成20年9月

平成20年9月30日(火)

 今年の十五夜は9月14日も15日も見事な満月でしたね。犬の散歩をしながら夜空を見上げておりました。帰宅後、「久しぶりに天体観測だ!」と煌々と光る月にレンズを向けてみたんです。すると、月の表面の一箇所だけが目立ってピカッと光っている・・「何だろう?あの異様な輝きは・・」けれども、21世紀の私たちは、「ウサギが手鏡をこちらに向けているのかしら?」などとは考えません。「どこかのUFOが月面着陸しているのかしら?」と想像をたくましくしたひと時でした。
 今まさに、地球の危機の時代。時計の短針のごとく日々の変化はほとんど感じなくとも、刻一刻と症状は悪化の方向へ・・それだけに、宇宙の隣人達が数多く、地球を観察しにきていると聞いております。2007年から2008年にかけては、かつてないほど多数のUFO目撃情報が寄せられ、とうとう今年の2月には、国連総会議長の呼びかけで、UFOに関する秘密会議が開かれ、28カ国から40人の代表が集まったとか。かつてはUFOに懐疑的だった日本も、昨年の12月には、民主党から「UFOへの政府の対処は?」と質問が出て、国会は一時期UFO談義で盛り上がっていたようです。それを受けて、当時の防衛大臣・石破茂氏が「もし万一、日本の領空に地球外の宇宙船が飛来してきたらどうするのか」と記者会見で聞かれ、 「地球外の訪問者が敵意無しという信号を送ってくるなら、自衛隊は交戦することはない」と回答。大臣の皆さんの頭も随分と柔らかくなってきたようです。
 実は、彼等の飛来の目的は、単に地球を観察するのみならず、地球に新しい時代をもたらすためという情報も・・ひとつには、地球の暗黒の歴史を裏でプロデュースしてきた闇の勢力を地球から一掃するという計画があるとか。
 もう随分前から、「宇宙人と接触し、見聞きしたことを本にした」地球人はいらっしゃいましたが、最近では、もう地球人を通さずに、自ら地球に生まれて、あるいは紛れ込んで、本を出す宇宙人が増えているそうです。そういう本のひとつが「まもなく地球は優良惑星になります」(五次元文庫)。アメリカでは経済界が大混乱。日本も余波を受けているようですが、そもそも欧米の経済界は、特定の組織に富を集中せんがために動いていたようなもの。そのような悪しき経済システムを崩壊させ、全世界に富を再分配するための計画が着々と進んでいるそうです。金融危機はその序章。でも、戦争の危険が伴うのが恐いところですね。この本は今年の8月末に出たところですが、危ない金融機関名のリストの中に、リーマンやモルガンの名が・・ここ数日の新聞記事を見て「これは本当かも?」とご紹介を決意した次第。アメリカンエクスプレスやシティバンク、日本郵政・三井住友までが載っていましたよ。もっと衝撃的だったのは、イギリス王室やバチカンが、裏で世界を操っていたという情報。アメリカはイギリスから独立を勝ち取ったのに、時代が下るにつれイギリスの手先となって、富の一極集中に加担するようになったとか・・財政難にあえぐ企業が吸収合併され、経営権を譲り渡すようなことが、19世紀の終わり頃に国家の規模で起きたようです。けれども、英王室もブッシュ家も、毎日資産を減らされているので、彼等はとっても焦っている・・こんな話は新聞では読めませんね。これから一体、世界はどういう方向に進んでゆくのでしょう。ほんと何が起きるかわからないのが現代。次から次へと信じがたい出来事のオンパレードですから、頭と心を柔軟にしておかないと・・

 ちょっと固い話になってしまったので、最後に「おはぎ」の話題を・・月見団子を食べたと思ったら、お彼岸には「おはぎ」・・日本人とあんころ餅は切っても切れない仲ですねえ。
ところで、「おはぎ」と「ぼた餅」の違いはご存じですよね。「おはぎ」は、萩の花咲く「秋のお彼岸」に食し、「ぼた餅」は牡丹の花が咲く「春のお彼岸」にいただくから・・ならば、夏と冬にはあの美味なる食感を味わえないのか!とお怒りの方、どうぞご安心を・・夏や冬にも、あの「ぽっちゃりまったりした小豆の君」に、ちゃんと名前がありました。枕草紙ばりに、解説を引用いたしましょう。


春は牡丹餅 
 小豆餡の様子を、牡丹の花に見立てたことから名付けられた。倭漢三才図会には「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」と記されている。

夏は夜船 
 ぼたもちは餅と作り方が異なるため、「ペッタン、ペッタン」音を出さずに作る。近所の人はいつ搗いたのか分からない。そこで、「搗き知らず」→「着き知らず」 と言葉遊びをして、夜は暗くて船がいつ着いたのかわからないことから
 
秋は御萩 
小豆餡の様子を萩の花に見立てたことから名付けられた。
 
冬は北窓 
夏と同じく「搗き知らず」→「月知らず」と言葉遊びをして、月が見えないのは北側の窓だということから。
 
従って、年中お好きな時に召し上がってくださっていいのです。近くのスーパーでは季節を問わず売ってますからねえ。それほど、日本人の舌に合ったお菓子なのでしょう。棚から牡丹餅・・ということわざはありますが、「牡丹餅の塩の過ぎたのと女の口の過ぎたのは取り返しがつかない」ということわざもあるとか・・何だか、噺家修行もしようかという人間には、耳の痛いことわざでございます。あまり長くなって「取り返しがつかない」ことになってはいけませんので、本日はこれにて失礼いたしますぅ。