ねえねえ知ってた? 平成十八年六月 |
平成18年6月30日(金)
6月30日には、昔から、全国の神社で夏越しの祓(なごしのはらえ)が行われます。たとえば、京の彩りというHPには、以下のような説明が・・
夏の疫病除けの行事で、1年の折り返しにあたる6月30日、京の人たちは神社にお詣りをして半年間の罪や汚れを祓います。この夏越しの祓いは、水無月祓、大祓とも呼ばれ、古くは奈良時代に起源をもち、災厄消除の目的で行われる神事で、年の瀬の大祓い共にに重要な行事のひとつ。京の主な神社では社頭に大きな茅の輪を飾り、参詣者はこの茅の輪をくぐって、悪疫退散、無病息災を祈願します。茅の輪の他に、人形を川に流す禊も・・氏子の家には、あらかじめ着物姿に切り抜かれた半紙が配られ、年齢と姓名を記して、それで体を撫で、三度息を吹きかけて枕の下に敷いて眠るのが京の習わし。人形とか形代と呼ばれるこの紙に、厄や穢れ、災いを移すと言い伝えられています。
特に、そういう節目を意識したわけではなかったのですが、偶然に、子どものお習字の先生からお借りした本に触発され、昨日は猛然と部屋の掃除に取り組んでおりました。その本とは、そうじ力研究会代表・舛田光洋氏の「夢をかなえる『そうじ力』」(オンライン立ち読みは、こちら)過去の誕生日には、母に感謝の手紙を書く、母と一緒に東京に行く、友人とケーキを食べにゆく、友人とプレゼントの品を選びにゆく、家族でお寿司を食べにゆく、琵琶湖の湖畔で思索に耽る・・・いろんな過ごし方をしてきました。もちろん、介護真っ最中で、それどころではない年もありましたねえ。 けれども、「徹底的に掃除をするぞ〜」という気持ちになったのは、今年が初めて!「あなたの住む部屋が、あなた自身なのです。」という帯のお言葉に「ごもっとも〜」と納得し、部屋の模様替えから始まり、普段、手の届かない場所のホコリまで、目の敵にして取り除きました。おかげで、「ああ、腰が〜」えっ、どうして、克明に覚えているかって?実は、ワタクシ、10年日記を書いておりまして、今年で13年目に突入致しますの。書くことが多くなり、2年前からは「5年日記」を購入。そしたら、これ又有り難いことに、毎日書く内容に困らないほど、ハッピーラッキーな出来事が起きてくれて・・ ついでに、申しますと、幸せだなあと感じた日には、その程度に応じて、 HAPとかHAPPYとかHAPPY&HAPPYとかHAPPY10とかのマークを付けているのです。そして、自分の成長が確かに感じられて、もう最高に幸せ〜という日には、 という、見るだけで楽しくなるようなハッピーマークが・・この13年間の平均打率は、約9割というところでしょうか。 あらら、話が横道に逸れてしまいましたねえ。前述の本を読みますと、「そうじ力」には2つあるとか。ひとつは「積極的に汚れを取り除き、マイナスエネルギーを消すそうじ力」もうひとつは前者を行った上で「更なるプラスエネルギーを引き寄せてくるそうじ力」感謝を込めて拭き込むことで「ありがとう空間の磁場」が形成されるのが、後者に当たります。ディズニーランドでも、お客様が帰られた後、毎日徹底的な清掃が行われているようです。また、一倉定氏や松下幸之助氏も掃除を重要視されていたと知りました。私が時折訪問させていただいている大阪高級葬儀鰍ウまも、お手入れが行き届いてらっしゃいますし、やはり、発展する会社は違いますね! また、捨てることの大切さも・・心に悪影響を与える本やビデオ、過去への思い入れ、いつか使うかもしれないグッズ・・思い切って処分する勇気が未来を開くようです。掃除や整理整頓によって、倒産寸前だった方、ウツ病だった方、長年彼女ができなかった方、自分の能力を十分に発揮できていなかった方・・に朗報が舞い込んできたとか。そうそう、掃除の際には、ゆっくり息を吐きながら腹式呼吸をすると効果倍増!と書かれていました。おかげで、昨日は「心のゴミ」も大量処分されたようで、気持ちよく夏を迎えられそうです。 もうひとつ「エンパシー=共感力のスイッチをオン/オフしよう」という本をここ数日読みましたが、ワタクシこの一年間の目標を「共感力を磨くこと」に決めました。若い頃は、世界を頭で・・論理的に・・理解しようとしていたように思います。けれども、人生の折り返し点を過ぎた今、世界を心で・・直感的に・・捉えたい気持ちになったのですから驚きです。先般は、桜や 金魚の気持ちを感じてみようと試みましたが、落語の登場人物や動物のみならず、縁ある方々のお心を、より深く理解できるサンサンてるよになれますように・・ <おまけのコーナー> 今日の授業で出した問題・・「杖をツク」「矛盾をツク」「ウソをツク」「鐘をツク」「餅をツク」それぞれの「ツク」に漢字を当てはめてください。答えは「杖を突く」「矛盾を衝く」「ウソを吐く」「鐘を撞く」「餅を搗く」でした。ですから、「ため息を吐く」はハクではなく、ツクなんですね。最近、そうじ力のみならず、記憶力、漢字力低下の見られるワタクシには、新鮮な学びでございました。無知を晒しまして、大変失礼いたしました。 |
平成18年6月26日(月)
先日「日本笑い学会新聞NO.70」が届きました。笑い学会会長で関西大学教授の井上宏先生が心臓の検査をしたところ、即、大手術になったという記事が載っておりました。「きっと心臓に毛が生えているのがバレますよ。」と同僚にからかわれていたそうですが、生えていたのは「毛」ではなく「血管」だったようです。何でも、新しい血管が心臓目がけて生えていて、井上先生の命を護ってくれていたようです。「笑い学会の会長は、笑うと心臓に血管が生えることを証明してくれました!」とのジョークも・・ともかく、古い血管が詰まったりして異常が起き、心臓を壊死させないために新しく血管が形成されるのは良くあるケースとか。「笑うと血管が生える?!」のは笑い学会内だけのお話ということで・・でも、もしかしたら笑うと酸素がたくさん供給されるので、血管の本数は増えるかも?井上先生、まずは手術成功、ほんとに良かったですね。
ところで、「心臓ガン」で亡くなったという方、聞かれたことありますか?滅多にお目にかからないはずです。何故、心臓にはガンが生まれにくいのか、ご存じですか?ガン細胞は体温が35度くらいを好んで増殖します。それは、低温になると、ガン細胞をやっつけてくれる免疫細胞が働かなくなるためです。身体の冷えがガンを誘発しやすいのは、こういう理由もあるのですね。ところが、心臓は生まれてこの方、年がら年中、ドキンドキンと動いて休んでいる時間などありません。皆さんも運動したら汗をかくように、心臓の筋肉は動くことで熱を発生し、常に40〜42度の高温を保っているからです。また、心臓の細胞は分裂しないため、ガンとして増殖しにくいという理由もあるようです。ガンが熱に弱いことを利用した治療法がハイパーサーミア(温熱療法)。ですから、石原結實先生など、身体を温めることを推奨するお医者さんが最近目立ってきましたねえ。昔は、夏には身体を冷やす食べ物を、冬には身体を温める食べ物を・・と日常の中で当たり前のように実践されていたのですが、食べ物の欧米化が進み、いろんな病気が生まれてきたのでしょう。ちなみに、コーヒーやバナナは身体を冷やすので、摂り過ぎにご注意を・・ガンの原因の3分の1は食生活にあり、やはり和食が推奨されています。また、何よりストレスを溜めないこと・・は安保徹先生を始め、どなたも口を揃えて言っておられます。リラックスタイムを是非是非大切にしてくださいね。
日本笑い学会副会長で、産婦人科医の昇幹夫先生は「笑って長生き」というご著書で、次のような提案をされています。 そもそもガンというのは言葉の響きが悪いと思いませんか? 「ガン」ではなく「ポン」だったらどうでしょう?(ポン酢のポンです) 「病名は?」 「肝臓ポンです。」 国立ガン研究所ではなく、国立ポン研究所と言えば、 余り怖い病気という感じがしないでしょう? 「プロジェクトX」を「プロジェクトペケ」と読んだ人がいたそうですが、なるほど、幾度の失敗(ペケ)にもめげずやり遂げたプロジェクト!ということで、辻褄は合いますね。でも「みいんな、一生懸命、がんばったよ〜」と手をつないでニコニコ歌いながら取り組んだという感じで悲壮感が消えてしまい、とても「地上の星」が似合う雰囲気は出てきませんよね。 皆さま、もうお気付きになられたかと思いますが、パピプペポという破裂音には、深刻さを救う働きがあるのですね。たとえば、オナラの「プーーー」大変緊張がほぐれます。これが「ガオオオー〜」だったら身構えますよ。ほんと、パ行無声子音が人類に与えられたことに、心より感謝しないといけないと、ワタクシなどは思うわけです。日本人の名前を見渡しても、頭にパピプペポの付く方おられます?ピンクレディー、ピンカラトリオ(年がわかりますねえ)くらいでしょうか?これらは芸名ですから、本名では思い付かないですねえ。落語家さんでは、林家ぺー、林家パー子。対して、イタリアやスペイン。ペドロ、ピラール、ペレス、パオロ、ピエートロ、ペペロンチーノ、あっ、これはスパゲッティの名前でした!ともかく、パ行で始まる名前が良く聞かれます。ここにも明るいお国柄が出ていますねえ。 さて、「笑って長生き」という本の中には、 ・不眠不休で働き、とうとう悪性の肺ガンにかかった男性が、学生時代に落ち研で 演じていた落語をもういちど!と、全国で「いのちに感謝落語会」を開く内、 5年後の生存率は0なのに、今年で10年目に入ったという例。 ・全身転移で余命3ヶ月と言われた会社社長が、身辺整理の上、これまで やれなかった楽しいことをたくさんしている内に7年目に入り、しかも、ガンが 消えていた!というケース(「ガンちゃん、おとなしいにしとってや」と声をかけ、 感謝の毎日。「きっとよくなる。ずんずんよくなる」とあちこちに貼り、声に 出して唱えておられたとか)が報告されています。NPOガンの患者学研究所でも、同様の実例があり、卵巣ガンで一時心臓停止。10時間の意識不明から生還して、すでに15年という方もおられるとか・・ そう言えば、以前読んだ本の中に「トカゲやサンショウウオを小さい頃から飼っていた少年、事故で足が切断されたが、また生えてきた。理由を聞けば『えっ、足って、切っても、また生えてくるんでしょ?』と当たり前のように答えた。」と言うエピソードがありました。人間の思い込みの力・イメージの力、そして言霊の力は馬鹿にはできないものですねえ。 昇幹夫先生が、ある方の講演会で次のような体験談を聞かれたとか・・「脳卒中になり、あの世の入り口まで行ってきた。そこで「あなたは人生を楽しんできましたか?」とだけ聞かれた。そして「もっと人生を楽しみなさい」と言われて、この世に戻ってきた」働くことが大好きな真面目な方だったのでしょう。そういうことも背景にあるのでしょうか?「笑って長生き」のあとがきには これからは「正しい生き方」ではなく「楽しい生き方」です。そのポイントは「許す・忘れる」ということ・・と結んでおられました。日本笑い学会の先生方、これからもお元気に楽しくご活躍くださいませ。 |
平成18年6月22日(木)
明日は、沖縄慰霊の日。1945年6月23日に日本軍の牛島満・長勇、両中将が糸満で自決された日を持って定められたそうですが、民間人も含めて、二十数万人もの方々が犠牲となった沖縄戦。インターネットで、当時の映像を見つけましたが、この夏に遊びに行こうかという気楽な気分が吹き飛ぶようでした。あれから60年が過ぎ、今度は北朝鮮のテポドンが沖縄を狙っているとか・・もう2度と沖縄の皆様には苦しみを味わって欲しくはありません。そして又、21世紀こそは、不気味なミサイルが決して空を飛ばない時代にしたいものです。明日は遠くから私も「戦没者の方々が安らかでありますよう、そして、沖縄が護られますよう・・」心より祈念したいと思います。 実は2年前の6月23日は、私にとっても忘れられない記念日。その2日前に、介護中の母の様子がおかしくなり緊急入院。「今度ばかりは覚悟を・・」と主治医から言われました。病状の悪化に加えて、風邪気味で鼻水と痰が口から溢れ出るほどの状態。「人工呼吸器はいったん付けると、はずせません。それは殺人罪になるからです。」と言われ、夜中に急変した場合でも、延命はしないという意思表示をして、子どもが帰ってくるため一旦帰宅。電話でその旨を母の友人や詩吟のお弟子さん達に知らせると、「これが寿命なら安らかな最期を・・けれども、まだ何らかのお役目が残っているなら、どうかしばしの時間を・・」と祈ってくださったそうです。 さて次の日、いつ急変の知らせがあるかと思うと極度の緊張で胸が苦しくなる中、親戚を伴って「もうしゃべられないけど、会ってやってね」と涙ながらに病室に案内。すると「おはよう!」と酸素マスクの中から、こもったような母の声が・・「えっ、何が起きたの?」と一瞬、頭の中は真っ白。「朝から元気におしゃべりしてくれていますよ。」と看護師さんがニコニコ。母が再び、生命を戴いた記念日となりました。「今度こそダメなようです。」と知らせていた方々にも喜びの報告をさせていただき、あらゆるものに感謝をしたくなった日でもありました。もう少ししたら、私の誕生日。 もし、そのまま母が旅立っていたら、悲しい悲しい誕生日を迎えないといけなかったところです。「これは、母からの誕生日プレゼントかもしれない!」と思った出来事でした。 それから2週間ほど入院生活を送っている内、母が「もうそろそろだからね。お葬式の準備をしておいてね。」と言うようになりました。聞けば、毎日のように亡くなった私の祖父母が病室に来てくれて、いろんな話をしては帰るようです。「おじいちゃんの顔、前は、ぼーっとした輪郭だったのに、目鼻がハッキリ見えてきた。」とのこと。ある時は「海の見えるきれいな山道を歩いている夢を見たよ」とか「紫の雲が空にたなびいている風景が目の前に広がっている」とか、この世のものとは思えぬ光景に、ウットリ心奪われているかのように報告してくれたことも。 退院してからも「有頂天になったらいけないけれど、また父さん母さんと一緒に暮らせるなんて本当に幸せ!」と言う日がありました。そういう母の心境の変化を横で見ている内に、私自身、母がこの世を去ることを、ある意味で祝福できる気持ちが少しずつ沸いてきたのです。戦争のため、小学2年生から中学3年生まで、疎開先で祖母と暮らしていたのですから、両親と暮らす日々にどれほど憧れていたかは、私にも察せられます。そして、本来ならば6月23日頃に終わっていたかも知れない生命。哀しみよりも、素晴らしいお葬式で送ってあげたいという気持ちで、インターネットでの調査を開始しました。試練多き波瀾万丈の人生を間近で見てきた者としては、「母の人生を私の口から語ってあげたいなあ。うーん、BGMは何にしよう。でも、こういうのってやっぱり難しいなあ・・」と悩んでいた翌日、「大阪、葬儀」という2つのキーワードで検索して出てきたのが「大阪高級葬儀」我ながら、的を得たキーワードでしたねえ。「葬祭業に携わる者には、ホテルマン以上の資質が求められる」という言葉で表されるホスピタリティ精神で、葬儀に取り組んでおられると知りました。中でも、式典プロデューサーを紹介したホームページに、久世栄三郎社長のお考えが述べられていたのですが、 経営者と葬祭業に携わるものは、宗教者たれ という言葉に深く深く心を打たれた次第。また、故人への星名国際登録というサービスがあると知り、母に相談すると「そこがいいね。」そこで、「立派な社葬も手がけておられるし、もしかすると、一般の人には敷居が高いところかも?」と不安を抱きつつも、思い切って電話をかけて問い合わせを・・ そうこうする内に8月8日に再び危篤に・・この時は、さすがにスタッフの方に事前相談に来ていただきました。そして、介護中に聞いた話を元に母の人生や考えをまとめた冊子をお渡しして「こういう人間ですが、葬儀を請け負っていただけますか?」と、スタッフの方を通じて恐る恐る、久世社長に司会を打診したのです。ですから、O.Kのお返事をいただいた時には、どれほど嬉しかったことか!また、こちらの事情を汲んで予算にもご配慮くださり、至れり尽くせりのご厚情。安心して、母が亡くなるまでの時間を過ごすことができました。 さて、今度も危険な状況から持ち直してくれましたが、とうとうしゃべられず、動けずの寝たきり状態になってしまいました。自宅介護で看取ると決め、訪問医療のお世話になることに・・ところが、在宅医や訪問看護師さんが「有り得ない!」と首を傾げるほど、生命を保ってくれた母。これは今振り返るに、只ただ、私の心に本物の決心が生まれるのを待ってくれていたからとしか思えません。葬儀への準備は整えても、「母との別れ」に関しては、まだ豆乳のような決心だったからです。ある時は「亡くなってすぐの人には、霊体に爪まで生えている(ように見える)」と書かれた本を読み「あの世に帰って母が自分の爪を見た時に、ピッカピッカでありますように・・」と子どもたちと一緒に爪を磨いたり・・けれども、ある時は、床ずれ予防グッズをあちこちから取り寄せたり、少しおかしな様子があれば手を尽くして、出来るだけ時間を引き延ばそうとしたり・・3歩進んで2歩下がるといった調子でしたが、そうこうしながら徐々に心が固まっていったように思います。2度目の危篤から2ヶ月という猶予期間を戴き、ようやく「きっとしんどいよね?もう私のことはいいから・・ありがとう・・」と母の耳元で伝えることが出来ました。そして、吟詠総師範の母から教えてもらった 十億の人に十億の母あるも 我が母に勝る母あらめやもという和歌を吟じた翌々日、母は逝きました。平成16年10日8日午前0時37分。全く苦しい息遣いの見られない、余りにも安らかな最期でした。 さて、お通夜に当たる前夜式と告別式当日、心安らぐ慈曲や心を込めて選んで下さった歌が流れる中、母の人生を温かく語ってくださる久世社長のナレーションと、母の若き日の写真などが流れる映像ビデオに、参列者の方々も心打たれたようです。50代の方が「ここで予約しようかしら。」とおっしゃって帰られたり、80代のおばあちゃまから「ここの葬儀社さんの資料を頂戴。息子に渡したいから・・」と後日、ご連絡があったり・・・お葬式で参列者が感銘を受けて帰られるという「慰霊&異例」の事態となりました。前日は徹夜に近い準備をしていただいたようです。申し訳ない気持ちと共に、いつまでも心に残るお葬式をプレゼントしていただき、大阪高級葬儀鰍フ皆さまには、今でも感謝の気持ちで一杯です。また、久世社長が理事長を務められる日本トータライフ協会に加盟する葬儀社の皆様や久世塾で学ばれる塾生の皆様は、故人の送られた人生を慈しむ心で、葬儀の企画演出をされています。体感された方は、きっと目からウロコが落ちることでしょう。 新しい葬送の形と心・・こちらからどうぞご訪問下さいませ。 幸福な日々が続く時もあれば、あたかも戦争のような状況下で、弾に当たって重傷を負うような事態が起きたりするのも人生。苦難困難という弾丸をくぐり抜けてこられた方を見送る時には、マラソンでゴールに倒れ込む人に対するように、万感の拍手を贈りたくなります。死を悟った瞬間、私が母にかけた言葉は「お見事!」でした。 こないなけったいな娘を持って、今頃、あの世で苦笑しているでしょうか? 6月13日に続いて、またまたお葬式の話となりましたが、一見暗い話題の中に、皆様が明るい光を見つけて下さったら、幸いでございます。 |
<お知らせ> ESA音楽学院の学生さんたちによる吹奏楽コンサートが、以下の日程で開催されます。お近くにお越しの折りには、是非足を止めて、優雅なひと時をお過ごしくださいませ。 日時:6月24日(土)、7月8日(土) それぞれ、午後1時〜と、午後3時〜の2回公演です。 24日は、となりのトトロや六甲おろしなども演奏されます。 場所:京阪シティーモール2階ホール(京阪天満橋駅すぐ上) |
平成18年6月19日(月)
私と10日違いでこの世に生まれた、知り合って10年目となる友人がいます。最初に出会ったのは、次女の幼稚園入園準備の説明会でのこと。手作りで、カバンや靴袋を縫わないといけないとわかり、ミシンのあった私が彼女のお手伝いをしたのが、親しくなったきっかけ。後に第一印象を彼女が明かすに「世の中に、こんな人がいるんだ!」と驚いたとか。「こんな」とは「どんな」かを、深くは追求しませんでしたが、別の女性の方からも同じような感想を言われたことから推察すると、どうやら私は、海底から発見された超古代遺跡か、はたまた、カンブリア紀の地層から発見された化石のようなけったいな人間なのかも知れません。ううっ・・ さて、その彼女と、毎年の目標を立て始めたのが?年前。「39歳はサンキュウの年に・・」という私の投稿が新聞に載り、それに感激してくれた彼女と毎年ゴロ合わせで、その年のスローガンを決めてきました。40歳は「始終朗らかに」41歳は「良いイメージで心を満たす」・・と言った具合に。年がわかるので、これ以上は書きません。さて今年は例年の延長で「喜びの日々を送る」にしようか、それとも大胆に「白い羽を背中に付ける」にしようかと迷っている・・と、立案担当の彼女から連絡。あっ、こんなこと書いたら年齢がわかってしまうやないですか!もし、以上のヒントからおわかりになられた方は、メールにて回答をお知らせくださいませね。口封じのプレゼントをお送りしますから・・ご住所をお忘れなく・・ さて、化石の話がでましたので、今日は、地球の歴史に思いを馳せてみましょう。 地球が誕生したのが約45億年前。生まれてすぐに歩いて「天上天下唯我独尊」とおっしゃられたお釈迦さまのように、地球は生まれてすぐに現在の速度で回転し始めたのでしょうか?一体、いつから自転が始まったのだろうと疑問に思われたことはありませんか?どうしてそんなことを考えたかと言うと、私たちは、地球が1回自転するのを1日と数えているでしょ?もしも、地球が自転してくれなかったら、私たちには誕生日がないことになるんですよ。この広大な宇宙空間に星が創られ、その星が回転することで生まれてくるのが、便宜上の時間・・ですから、 「誕生日は地球から私たちへのプレゼント」 地球さん自身には残念ながら、誕生日はないのですね。ほんとに一体どなたが、コマに縄をかけてビューンと回すように、最初に地球を回したのでしょうねえ。余程の力がなければ、あれほどの自転速度はなかなか出せませんよ。偶然か必然か、人間の身体が疲れた頃に、ちょうど夜になるような速度で回ってくださっていますしねえ。 しかも地軸が23.4度傾いていなければ、春夏秋冬も生まれず、年中同じ風景になるんですよ。桜が見事に咲き、散る様、心地よく耳に染み入る蝉時雨、目に鮮やかな紅葉、凛とした雪景色・・宇宙広しと言えども、こんな究極のサービス精神に溢れた環境の星は「有り得ない!」と宇宙人に驚かれるかも知れません。何という希有なる星に生かされているのでしょう!とつくづく思います。更には、戦争やテロや核爆発が起きても、文句も言わずストライキも起こさず、黙々と回り続けている・・あっ、5月にご登場いただいた地球広報室の「真丸円男」氏によると、やはり全く文句を言ってないわけではなく、天変地異や異常気象として、多少の不満は表明しているとのことでした。ハイ・・2003年に公開されたアメリカ映画に「ザ・コア」というのがあるそうです。 内容を簡単にご紹介しますと・・ 地球は自転だけではなく中心核(コア)の回転により磁場を発生させ 我々を宇宙放射線から守っている。コアの主成分は鉄やニッケル。 けれども、中心核が回転を止めているのでは?という事態が・・ 21世紀,この緑の星が苦痛に悶え、軋みをあげている。 予兆は,異常気象というかたちで現れはじめ,電磁の乱れが 地球を襲う。オーロラ,巨大台風,竜巻。鳥や生物の自殺行為が 頻発し,突然死する人々が激増。やがて地球を覆う電磁界が拡散 し始め,太陽の放射線が直接,地球を射し大地を焼き尽くしていく。 今,人類はその存在をかけて,6人のテラノウツ(地中潜行士)が乗る 潜航艇を極秘に発進。地中の核の摂理を変えるべく,無謀ともいえる 戦いを挑んでいく・・・・・。聞けば、地球の自転自体も、5億年前は1日21時間だったり、20世紀になって正確な原子時計が生まれてからは、地球の自転速度は一定ではないことがとわかってきました。実は、100年当たりに2ミリ秒、段々遅くなってきているそうです。(時計の歴史を参照)それでも、宇宙空間に放り出されるほどの急ブレーキもかけず、機嫌良くクルクル回って下さっているのですから、感謝せずにはおられません。でも、もし本当に地球に異変が忍び寄っていたら怖いですね。 ところで、落語にも「そんなこと有り得ない!」という話が多うございます。そのけったいな世界に、心の壁を取り払って上手に遊べるかが、落語を楽しめるかどうかの鍵。たとえば、刀で切られてもしゃべり続ける男が登場する胴切りや首提灯。眼球をコンタクトレンズのように出し入れする犬の目や義眼・・ 落語を創る作業も同様。常識に縛られている心を、どこまで自由に解放できるか?そして、有り得ない話に命を吹き込めるか?生涯かけての課題ですねえ。 そういう毎日を送っておりますので、今でさえアッと驚く「想定外」の出来事が起きる時代、地球の歴史の中で「有り得ない!」と否定できるものは何もないと思っております。ですから、ムーやアトランティスという大陸がはるか昔にあったと言われれば「なるほど」と思いますし、この夏は沖縄に行く予定ですが、予那国島付近の海底にムー時代のものと推定される超古代遺跡が見つかったと聞けば、「さもありなん」と納得するワタクシでございます。もちろん、最初に触れた友人を始め、親しくおつきあいさせていただいている方々とは、きっと前世でも、そのまた前世でも親密な間柄だったという考えにも、「そういうことは絶対、有り得る!」と首肯する人間。そうそう、沖縄に限らず、インドネシア付近の東南アジアからタヒチやハワイにかけて、太平洋に点在する島々は、ムー大陸の一部だったという研究もあるんですよ。(ちなみに、アメリカが沖縄を欲しがった理由のひとつが、「パワーが吹き出すエネルギースポット」だからとか・・)さてこの夏は、ムーの時代に心を遊ばせることに致しましょうか? |
平成18年6月13日(火)
今日は2つのお葬式を経験した1日でした。次女の同級生だった男の子のお母様が46歳で亡くなられたと連絡があり、朝一番に参列。中1の子どもを残して旅立つ痛みを考えると、心から手を合わさずにはおられない気持ちでした。 用事を終えて帰宅すると、5年前から麩養家族(麩で養うからね・・)となっていた金魚ちゃんが苦しそう。数ヶ月前から、空気袋の異常で、水面から降りられない状態を繰り返していたのですが、その都度、ニンニクをスライスして水槽に入れて治療すると、また元気を取り戻すという具合でした。ところが、今回はお腹を上にしたり、頭を下にしたまま逆立ち状態が続いたりと、動きをコントロールする力も残っていない様子。 初めは「こういう状況にも、一度『ありがとうパワー』を試してみよう」とやってみたが、直後は元気に泳ぎ出すものの、しばらくするとまた動きが悪くなり、明らかに口のパクパクも苦しそう。こういう場合に、私が金魚ちゃんにしてあげられるサービスは何だろう?と随分迷いました。いっそのこと、水から上げて早く楽にしてあげるのが良いのか?それとも、最後が楽であるよう祈りつつ、エネルギーを送ることなのか?夕食の時間は迫っていましたが、ともかくもずっと付き添うことに・・水槽に手を当て「今まで有り難うね。何度も持ち直してくれたものね。もう一度元気に・・というのは辛いよね。」と話しかけたり、「最後のサービスは真剣に考えても、これまで金魚ちゃんを喜ばせる工夫を十分したかしら?」と反省しながら玄関で座っていると、次女が帰宅。着替えを終えた彼女に「どうしてあげることが金魚ちゃんの幸せだと思う?」と質問を投げかけ、「一度、金魚ちゃんの気持ちを感じてみて・・」と促してみました。目を瞑って水槽の金魚に成りきる彼女。すると「今はちょっと息苦しいのが伝わってきた。でも、これまで幸せだった・・みたいな感じがしたよ。私の思い過ごしかも知れないけど・・」との返答。誰にも看取られないまま、息を引き取るのはかわいそうなので、次女に様子を見ててもらって買い物に・・5分後くらいに帰宅すると「お母さん、パクパクしなくなった・・」午後7時32分の出来事でした。ゴンタ坊主他、皆の目には涙が・・ビニール袋にすくい上げ、末期の水の代わりに、体長10センチにも成長した身体を、ビニールの上からナデナデ。その後、木の下に埋めに行きました。それにしても感動的だったのが、他の2匹が心配そうに近くで付き添っている姿。「おい、大丈夫か。」「ボクは先にゆくよ」という会話が聞こえてきそうでした。 桂三枝さんの創作落語に「涙をこらえてカラオケを」というのがあります。カラオケ好きだったお爺ちゃまを、家族やお仲間が歌で見送るという話。長渕剛の「乾杯」の替え歌で友を見送る方の「ワシは何も、よし蔵さんが死んで乾杯やないんじゃ。あの人の生きてきた人生に乾杯なんじゃ」という台詞、そして替え歌の内容がウルウルで、何度も聞きたくなる作品のひとつです。春風亭小朝さんが気に入って、上方から東京に流出した爆笑必至の演目。ご興味あられる方には、是非お奨めいたします。 |
平成18年6月11日(日)
私に落語の題材を提供してくれた桜たちが、鮮やかなピンクを誇っていた大川沿いも、今は力強い緑に覆われています。また、巡り来る春に向けて着々と栄養を蓄え、準備をしているのだなあと気付いた途端、心に掛かっていた雲も晴れてゆきました。山奥に人知れず咲いている桜には、もしかしたら誰からも感嘆の眼差しを向けられず、散ってしまったものもあるかも知れません。そういう桜でも、きっと来年に向けて、与えられた営みを淡々と繰り返している・・それに比べて、9つの喜びが与えられていても、たったひとつの悲しみに心がつまづいてしまうのが人間の弱さ・・桜に限らず、花たちの「人に観られずとも咲く心」が時にうらやましくなることがあります。「自分に与えられている哀しみなど、取るに足らないものだ」と反省したひと時でした。
このHPのタイトル♪笑ってよ〜君のため〜に♪は、さだまさしさんの「道化師のソネット」という歌のオープニングの歌詞です。この歌は、1980年に上映された、さだまさし主演の映画「翔べイカロスの翼」の主題歌でもあります。
笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために 僕達は小さな舟に 哀しみという荷物を積んで 時の流れを下ってゆく 舟人たちのようだね 君のその小さな手には 持ちきれない程の哀しみを せめて笑顔が救うのなら 僕は道化師になれるよ 笑ってよ君のために 笑ってよ僕のために きっと誰もが 同じ河のほとりを歩いている (以下、省略) 映画の解説を少し引用しますと・・ キグレサーカス団というところで実際に起きた話を映画化したもの。23才のカメラマン志望の青年、栗山徹。サーカスの写真を撮る内、その世界に魅せられ、自分もサーカスの世界で生きていくことを決意する。そして、笑いの原点であるピエロを志願。一生懸命練習し、難しい技を覚え、メイクも自分で工夫しながら、いよいよ晴れ舞台に・・子どもたちには「ピエロのクリちゃん」と呼ばれ、みんなの人気者に。そんな時に、事故は起きた。昭和52年11月、綱渡りの最中、テントの隙間からの風に吹かれ、落下。救急車で運ばれるも、「ピエロ、ピエロ・・・・子どもたちには知らせるな。」という言葉を残して息を引き取る。青春をピエロに賭けた28才の青年の壮絶な最期だった。 画家のルオーは、道化師の絵を数多く描いています。道化師(クラウン)の中でも、悲しみを表現したのがピエロ。馬鹿にされるのが仕事とわきまえ、失敗を笑ってもらうことに、その存在価値を示す。 私の尊敬する方は、深遠なるものを掴み取っていても、それを分かりやすく、時に冗談を交えて教えて下さる方・・それは、自分の偉さを誇示せんがために、専門用語で武装する発想とは対極の考えです。本物を掴んでいる方は、どのような分野であれ、時に人々に理解されず、時に嘲笑を受ける・・けれども、自分の信じた道を淡々と歩んでおられる気がします。只ただ、人々の安寧を第一に考えるゆえに、そして、本当の自信を持っているがために、批判されたり笑われる立場に立つことを厭わない人が、本当に強い人間なのかも知れません。けれども、お釈迦様が黙っていても、悟りの香りを放たれるように、いつかはきっと多くの人々の気付くものとなるのでしょう。 隠るとも 匂ひ来たりて 人知れり この世で愛でむ 奥山の梅 燦々最近、日本でようやく導入され始めたのが、「クリニクラウン」という医療の現場で働く道化師。クリニック(臨床の)とクラウン(道化師)を組み合わせて創った言葉です。特定非営利活動法人 日本クリニクラウン協会が設立され、お医者さん自ら、クリニクラウンとして活躍しているケースもあるとか・・まだまだ日本では理解を得られにくい職業ですが、今晩、讀賣TV(10ch)で「クリニクラウン」のドキュメント番組があるそうです。夜中0:25〜0:55ですが、ご興味のあられる方は、どうぞご覧くださいませ。 |
平成18年6月10日(土)
平成18年6月8日は、ワタクシが"高座"と呼ばれる場所に、人生で初めて上がった記念日となりました!当日の朝までワタクシ、落語の作者たちが自分の作品を口演する気軽な勉強会と思っておりました。ところが、北区菅栄町にある会場の音太小屋に着きますと、赤い毛氈(もうせん)に紫の座布団という本格的な高座が設営されており、10名ほどですが、観客の方が対面で聞くというスタイル。えっ!!そんなアホな〜とショックを受けていても、時間は迫るばかり。幸い「サンサンさんは、トリですから・・」(洒落にもなりませんが・・)と言われ、待ち時間に再度原稿を頭に詰め込み、いよいよ壇上へ・・練習の時は最後までよどみなく話せたのに、ドキドキは手の震えとして現れるし、2回ほど台詞は忘れるし・・カンニングペーパー持ち込み可ということで切り抜けられました。でも、数週間前から自分の姿をビデオで撮影し、改良を重ねたお陰か「おもしろかった」「手の動きがきれい」「声が印象的」と感想を述べてくださり、ホッと胸をなでおろした次第。自分としては、まだまだの感はありますが、初めてにしては良くがんばりました!と70点くらいを・・ それにしても、自分で演じるとなると、落語家さん任せではなく「どうしたら皆さんに楽しんでいただけるか?」より真剣に考えますねえ。ワタクシなど自分で書いたものでも忘れるのに、落語家さんは他人が書いた台本なのに、きちんと記憶されていますし、エンターテイメントに関わる方々のご苦労を垣間見た気がします。ですから、学校での授業や家事育児の合間を縫っての練習で、この数週間、かなりのエネルギーを消耗した感がありました。人間の体調にはバイオリズムがありますが、休むべき時間にも緊張が続いて、ちょっと、この度の疲労感は大きかったのですよ。昨日は、萎んだ風船のようになった身体を癒しに「岩盤浴」へ。久しぶりに何もかも忘れてホッとした時間でした。 ワタクシいつも思うのです。自衛隊に警察、消防や救急医療のスタッフの方々、更にはご葬儀に携わる皆さま、バイオリズムで休憩を必要とする時間や期間にも出動しないといけない方々には、本当に大変なお仕事を・・と頭が下がります。ですから、どうか「何もかも忘れてホッとする時間」を余計に大切にしていただきたいなと願っています。エネルギー残量に注意を払わず、働き過ぎになると、心身に変調をきたしてしまいますからね。 (追記) 落語会の様子は、「お囃子の音色など、寄席の雰囲気が味わえウキウキする」と言われる方もおられましたが、メモリー節約のため削除させていただきました。お耳汚し・お目汚しの数々・・大変失礼いたしました。(7/15) |
平成18年6月5日(月)
皆さまは、3D(3次元)アートで遊んだことはありませんか?画面上ではなく、遠くを見る視線でぼーっと絵を眺めていると、突然、奥行きのある画像が浮かび上がってきますでしょ?以前から、「どうして2次元の絵が、3次元画像に見えるの?」と不思議でしたが、こちらのHPでようやく原理がわかった次第。いろいろな手法があるようですが、たとえば、同一空間に、右目だけで見た絵と、左目だけで見た絵を、ある決まりで重ねて描いておくと、視点を遠くに合わせた時、脳は両眼から入った絵を合成して立体画像を描くようです。奥行きを感じるには、どうしても2つの視点が必要なのですね。 その応用がステレオカメラ。音楽の聴けるカメラと違いまっせ。警察では、パトカーや輸送車などの他、ステレオカメラ車というのが用意されています。これは、交通事故の現場などを、奥行き情報も合わせて正確に記録するため、ルーフの上に2つのカメラを取り付けた車です。1つのカメラだけでは、平面的な情報しか記録されないからです。 また、デジタルカメラが主流になってきた昨今ではありますが、風景写真を立体的に楽しむ目的で、一般向けのステレオカメラも発売される予定とか。やはり、レンズが2つ付いており、現像されたフィルムを特殊な機械で合成し、眼で見た想い出そのままに表現するようですね。更には、前方の道路状況を感知するステレオカメラを装備した車も・・車間距離がより正確にわかり、事故も少なくなるようです。 動物の眼にはいろいろな種類がありますが、中でも人間の眼はとても精巧に出来ています。色や形を正確に見分けられ、更には奥行きまで解るよう創られている・・・下等動物では、敵から身を守る目的や餌を捕る目的にしか機能しない眼もあるというのに・・ほんと!1つの受精卵から、ニコンやキャノンもビックリのレンズが産み出されるのですから驚きです。近視に加えて、ここ数年、老眼まで入ってきたワタクシではありますが、(ううっ、ショック!)この世界に用意された"美しさ"をた〜くさん発見するために、大切に使ってゆきたいなと思うのでありました。 |
平成18年6月1日(木)
今日から6月。私の誕生月でもあります。毎年6月は、この1年を反省し更なる飛躍を遂げる月。さて、今年は、どんな気付きがあるのでしょうか? トップページも少し涼しい雰囲気になりましたでしょ?これから、夏にかけて、ワタクシ肩身が狭うございますの。やはり、この季節は「水」とか「涼」とかの文字が入った名前の方が宜しいですわねえ。ですから、HPの絵柄にも「究極のサービス精神」を発揮しなくては・・と思っております。ハイ さて、自転車で町中を走っていると、時折おもしろい広告がありますねえ。今日は、大阪市中央区のカットサロンで「髪切りまっせ」という看板を見つけました。何でも、髪道楽(大阪の店に違いない!)髪技(ご主人がイナバウアー風の格好で、ハサミを振り回していたりして・・)、刈男(カルダン・・必ずフリガナが要りますねえ)というヘアサロンもあるとか・・ 最近、近所に出来たのが「こり・トリマッセ」というマッサージ店。何をするお店かが、大変良くわかります。 実は数年前、ビックリするような看板に出会ったことが!店の名前ではありませんが、大阪市都島区のスナックの看板に 「急募!年齢、性別、容姿不問。お客様求む」 と書かれていたので、思わず<!?>と立ち止まってしまいました。ご丁寧に、携帯で写真も撮って帰ってきた次第。あれはインパクトありましたねえ。更には、最後に「当方美人ぞろい」ではなく「当方ブスぞろい」と書かれてあったのですから、開き直っているとしか思えません。さすがは、大阪のおばちゃんの店! だいたい、大阪は標語からして「チカン、アカン」とか「捨てたら、あ・缶」とか、インク代も節約できる簡潔明瞭な言葉で書かれています。電車の扉には、以前「ゆびづめ注意」と書かれていたのですが、どなたかが変な連想をしてクレームがあり、「ゆびに注意」と変更されたとか・・でも、こんな警告では、指に対して失礼やないですか! (指詰めから何を連想したか?また大阪人の気質を知りたい方はこちら) ここ数年、気になっているのが、タクシーの中の広告で「錦糸眼科」・・「えっ、きんしがんか?他の名前の方が良かったんとちゃう?」と、突っ込みを入れたくなります。 でも、ここだけではありません。日本全国を見渡せば、「あいわ内科」(・・と聞かれても、患者としては、先生の愛と技術を信頼しているんですが・・)「矢田歯科」(お子さんの気持ちを代弁してくださっている?!)更には「かめや歯科」(痛くて噛めないから来たんですが・・)など、患者さんの神経を逆撫でするような歯医者さんも・・いえいえ、こういうお医者さんに限って、親身になって診てくださる名医だったりして・・ですから、第一印象で「や〜めた!」とか思ってはダメですよ。歯医者さんでは、看板の絵がおもしろいものが多いですね。たとえば、こちら。うーん、歯並びの素晴らしいこと! 他にも無いかと調べていくと、こんなページが・・それぞれのタイトルをクリックすると、大阪府内で見つかったおもしろい標識や広告が出てきます。これを順に開けていくだけで、しばらくは笑えるでしょうから、今日はこれにて失礼・・と思いましたが、お時間のない方の為に、ワタクシの選んだベスト10を記しておきましょう。3,5,9,13, 14,45,49,67,71,100番のタイトルをクリックしてみてくださいね。(追記) 来る6月8日(木)には、新作落語発表会 落語酒場 Vol.1(主催:おぎゃーの会 協賛:田舎ごっこ倶楽部)が初開催されます。会場 天六の音太小屋 開場18:00 木戸銭1500円(1ドリンク・つまみ付き) 何と!サブタイトルが、「落語の作り手の演じる聞くに堪えない会」・・先ほどの「当方ブスぞろい」にも通じますが、大阪人の精神は「自分を笑え!」というところでしょうか?落語作家仲間の勉強会ではありますが、今、ワタクシも聞くに堪えられるよう、練習中でございます。 |
BGMの小鳥の鳴き声は「マミジロ」です。