ねえねえ知ってた? 平成十九年二月

平成19年2月21日(水)

 今日は、次女を通して出会ったソウルメイトと心斎橋の「そごう」でランチを・・何だか毎日のように外で遊んでいるように思われるかも知れませんが、いつも「心の癒し」がテーマですからね。彼女が、最初から深いテーマの話が出来る間柄と知って驚いたのは10ヶ月ほど前のこと。出会って1カ月目のことでした。何年経っても表層的な会話で終わる方もいれば、最初から自分を正直に出せる相手もいますね。
 たとえ、家族であっても夫などは「家事と育児だけをしなさい」式の考えでしたので、子育てや料理など、長年、生活レベルの会話しかしてこなかったように思いますねえ。でも、一方的な文句を言われて傷ついた時などに「もう今度生まれ変わっても、お父さんと結婚せえへんし!」とボソッとつぶやいていたおかげで、「輪廻転生」の考えは、我が家の頑固父さんの頭にも染みこんだようです。先日「前世でも、そんなこと言うてたんとちゃいまっか?」とツッコまれましたので、長年の苦労も報われたというものです。よしよし・・
 ですから、最初から波長の合う相手と結婚してラブラブというのも幸せかも知れませんが、長年かかって波長を合わせる努力をする、波長の異なる相手に学んでみる・・というのも意味があるのかな?という気もしますねえ。
 でも、こと友人は最初から気の合う方と出会えたなら「最高に幸せ!」語らいの時間は「癒しのひと時」になりますもの。それぞれの年代に、そういう友人たちと出会えてきたワタクシ。決して試練のみに振り回された人生ではなかったと幸せをかみしめております。
 でも「癒しのメカニズム」って何だと思われます?波長の異なることがストレスなら、波長がピッタリくることが癒しにつながるのでしょうか?ひとつには、自分の考えていることを、「こんなこと言うても、理解されへんとちゃう?」と、言葉をグッと飲み込まなくて言い分、ストレスは激減ですものね。「わかるような気がする〜」とか「私にも同じ経験あるわあ。」とか、auの仲、あっ、間違いました、ツーカーの仲には、不思議な癒し効果があるような気がしてなりません。
 物理学では、波長と表現するより、その逆数の振動数を用いますが、振動数の同じエネルギーは吸収されるが、異なるエネルギーは素通りするという法則があります。たとえば、ラジオの受信原理などがその典型的な例。ラジオ側が出しているヘルツと同じ電波のみが受信されるわけです。つまり、振動数が同じなら相互作用するが、異なれば、互いに幽霊のように素通りする関係になるのですね。
 今日は、この原理を「音による癒し」に応用している「クリスタルボウルヒーリング」について、ご紹介いたしましょう。

クリスタル・ボウルは、元来「その中でシリコン・クリスタルを培養する器」としてコンピューター業界で製造されています。製造工程は「粉砕された水晶を遠心回転の型に入れ、耐熱性を持たせるために3800度から4200度という高温で即時に熱せられ、成形されますが、偶然にもこの器の存在を知った人が、楽器やヒーリングの道具として使い始めたことがきっかけとなり、現在では、音楽家やヒーラーたちによって、別の目的で用いられるようになりました。
 クリスタルボウルには、水晶の純度が99.992%の乳白色のもの、水晶を100%使用した透明のもの、そして、半透明のものがあります。(こちらをクリックしてください)直径も18cmから72cmまでいろいろ。それは、いろんな音程の音を出すためです。直径が小さいと高い音、大きいと低い音が出ます。それを、どのように「癒し」に活用するかというと、低い音は、第1から第4までのチャクラを刺激し、高い音は、第5以上のチャクラを活性化して、心身を整えていくようです。
 今回は、各チャクラの働きの詳細は省きますが、簡単に言えば、心身の健康に欠かせない"気"の出入りする場所と言えます。

音は、臓器、骨などを振動させ、内分泌器官や、細胞の中にも浸透し、身体の働きを整えてゆきます。また、チャクラそのものにも直接影響し、目には見えない気の流れを強化します。欧米では十数年前から研究が始まりましたが、通常人体には、約50ミリボルト流れている電流が、クリスタルボウルが鳴り始めると、約10,000ミリボルト以上にまで上昇したという結果が報告されています。ただし、第1チャクラはドの音、第2チャクラはレの音・・という具合に、影響を及ぼす音が異なるので、いろいろな大きさのクリスタルボウルを使って、各チャクラの調整が行われているとのこと。病んでいる部分に音が放射されると、その音に同調するように、異常な箇所が自動的に調整を始めるとも言われています。ガン患者さんの痛みを軽減する試みにも用いられているようですね。

 音による癒しには、昔からいろいろな方法がありました。このような楽器を用いずとも、自分の声で「ド、レ、ミ、ファ、ソ、ラ、シ」と、順々にゆっくりと体中に音を響かせる感じで発声すると、それもまた、自己ヒーリングになります。ベルギーのオニオン様などは時々実践されているようですね。昔から、マントラ(真言)なども治療に用いられてきましたが、「肉声も、パワフルな楽器であり治療手段」。「心地よい声」は、それだけでヒーリングパワーがありそうです。ですから、お経を唱える、和歌を吟じる等も、やはり健康増進の助っ人。お経は聞く人の脳波をα波に誘導し、死別の悲しみを癒す効果もあるそうです。自分の病巣に向かって、愛情を込めて歌ってあげることも、あながち気休めではなさそうですね。でも、毎日、知らず知らず身体に影響を及ぼしている音は、自分や身近な人が出している心の音色。耳に直接届かぬものゆえ、最も注意を払う必要がありそうです。

(追記)チベット密教のシンギングボールやガンター、ティンシャ―などの波動の楽器もクリスタルボウルと同じ目的で使われています。

  
平成19年2月12日(


  さて国民の行事になったかのようなバレンタインデーが近づいて参りました。昨年の2月、バレンタインの歴史を調べている最中、偶然、チョコの原料のカカオは、アフリカの子どもたちの血と汗と涙で作られていることを知りました。(奴隷解放チョコレート)
そのご紹介を、この「ねえねえ知ってた?」の昨年2月13日号で致しましたところ、ある会社の方から「来年からは、義理チョコをやめて、その浄財を寄付に回します。朝礼でも紹介し、社員に自分のできることをやってゆこう・・と呼びかけました。」とのメールを頂戴致しました。副社長さまのご英断に、本当に感動いたしましたが、男性社員の皆さまには、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 でも、そうでないチョコもございますので、チョコで生計を立てている方々のためにも、ワタクシ読者の皆さまに「チョコを買わないで!」とは決して申しません。ただ、目の前のチョコが自分の手元に来るまでのプロセスに、少しでも思いを馳せ、自分の幸福だけでなく、世界の人々の幸せを祈念する日となればいいなと思っております。
 2005年には、アメリカ議会において、店頭のチョコレートには「子ども奴隷不使用」という表記を付けるよう、法案が成立したようです。日本も今、教育再生に一生懸命がんばっておられますが、やはり欧米には他国の方々にも思いを馳せる議員の方が多いという点で、まだまだ遅れを取っているなあと、いつも思うのです。

 実は、カカオの栽培だけでなく、コーヒー園も同じ状況のようです。コーヒー店を営むアメリカのおじさん、コーヒー園で働く子どもたちを見て「コーヒーキッズ」という運動を開始。コーヒー愛好者やコーヒー産業に働きかけ、募金を集め、子どもたちの育英資金に回したり、その母親たちの自立を支援。1000人もの女性が、助産師、美容師など手に職を付け、子どもたちも学校に通えるようになったとか。たった1人の思いから始まった運動が、世界に広がっているようですね。スターバックスなどは、この運動に積極的なようです。でも、そのように会社の方針を転換させたのは、心あるアメリカ市民たちの抗議・圧力だったとか。日本とは全く異なる土壌ですね。

 たとえば、ウガンダでは1`15円のコーヒー豆が、先進国の小売店では2000円以上にもなる現実。愛する人と一緒に飲むコーヒーにも、血と汗と涙が染みこんでいるのかも?甘いチョコやコーヒーにわずかに混じっているしょっぱさを、敏感に感じ取れる心をお与えください・・と願わずにはおられませんでした。愛する人を「大好きーーっ!」と想う気持ちを、世界の貧しい人々に向けても、同時に発したいと思わせる記事です。一度、こちらをクリックしてみてくださいませ。
(追記)今日の記事は、私の知らない方々も多数ご覧いただいていますので、出張ブログにも転載しています。

平成19年2月1日(木)

 今年に入ってから、何やら自分の心が大きく変化しつつあるなあと思っておりましたら、何と、「その影響が家族にも及ぶのかしら?」と思う出来事があったのです。それは、昨日と一昨日のことでございました。夫が、病院での検査のため、火曜・水曜と休みを取って大阪に。火曜日に病院から帰ってきて曰く
「やっぱり、胃腸の調子が悪いのは、自律神経の出張や。」
「この間帰ってきた思うたら、また出張かいな。ほんまに、飼い主によう似てるわ。」と私。「お父さん、奥さんの顔見たら、文句ばっかり言うてるでしょ。ちょっとは感謝できるとこ、見つけてみ。お母さんはいいから、まずは『胃腸さん、ありがとう』って、毎晩寝る前に言うてみたら?」
「言うてる。言うてる。お母さんにも『ありがとう』って言うてる。」
        「今、何て言うた?」
と一瞬、耳を疑ったワタクシ。えーーーっ、そんな事、この17年間言われたことなかったのにーー!(以前、ある方が「団塊世代の男性は、女性への愛情表現が極めて下手・・」と慰めてくださいましたが・・)
「私に感謝してるて?ウッソーーー。昨日から始めたばっかりのこと言うてるんと違うん?」
もう、天地がひっくり返るような出来事に「雨、振らへんかいな。地震が起きたらどうしよ。」と心配。夕飯の時、子どもたちに「今日は重大ニュースがあるねん。お父さんがお母さんに、感謝してるねんて。」
「えーーーーーーーーーーーーーーっ!」
「おーーーーーーーーーーーーーーっ!」
何だ、このどよめきは!娘たちも感動のドキュメンタリーを観ているかのような反応。義母に報告すると「年取ったら、わかりまんねん。」
 ということで、この2日間は全くご機嫌で文句ひとつ言わなかったのです。おかしい、何があったのだろう!そう言えば、数日前の日曜日、名古屋で小型飛行機の操縦を数十年ぶりにさせてもらったと言ってたなあ。それでルンルンなのだろうか?余談ですが、それを聞いた時、ワタクシはどう反応したか?「お父さん、まだ子どもが小さいねんから、ちゃんと保険かけといてよ。」と、しっかり大阪のおばちゃんしていたのでございます。
 しかし、それで妻に感謝をするだろうか?そこで、ふと思い至ったのが、ここ数年実行している「あれかも?」・・そう、「手当て」でございます。胃腸の動きが悪いため、膨満感があったり、痛みが出たりするようですが、その都度、私がお腹に手を当てていると、少し経つと収まってくるとのこと。別に何らかの技術をマスターして治療しているわけではありません。子どもが歯が痛いと言えば「痛いの痛いの、飛んで行け〜」と手を当てる延長でございます。でも、その時は「ありがとう」と言っても、しばらくすると文句が飛んできたりするので、「もう、せえへん!」と思いながらも、また「苦しい・・痛い・・」と聞けば、手当てをしておりました。考えられるのは、それぐらいかなあ。
 不思議に思っていたところ、昨日偶然に見つけた本が、「癒しの手」(望月俊孝著・ゴマブックス)。帯には、宇宙エネルギー「レイキ」・・世界中で500万人が実践する究極の癒しと自己成長のテクニック・・と書かれていました。日本では、余り知られていないけれど、欧米では著名な病院でも「ハンドヒーリング」を取り入れており、「reiki」という言葉は、英語辞典にも登場し、グーグルで検索すると、2150万件ヒットするほど、ポピュラーな手法とのこと。と言っても、実は大正11年頃に日本で生まれた療法です。一時は日本国中を席巻するほど広がったようですが、その後は日本よりも欧米で爆発的にブレイクし、何と、20年前に又、日本に里帰りしてきたという変わった経歴の治療法。逆輸入されてきたのですね。また、ここ10年ほどで、段々日本人にも浸透しているようです。私も以前、この言葉を聞いたことはありましたが、実を言うと、この本を読むまでは「いかがわしい類のものではないか?」と思っていたのです。でも、昔ながらの「おばあちゃんの手当て」には、やはり科学的な裏付けがあったのだとわかった次第。しかも、欧米では、医師や看護師がそのパワーを認識し、ちゃんとした医療機関で、治療法として採用されていると知って、2度ビックリ。欧米の本の翻訳書でも「光の手」(バーバラ・アン・ブレナン著・河出書房新社)や、クオンタムタッチ(リチャード・ゴードン著・VOICE)など、人間の手が如何にパワーを持っているかわかる本が、最近は目白押しですね。そういう時代に突入したのでしょうか。或いは、古代エジプトやもっと古い文明では当たり前のことが、唯物主義の時代が終わったことで、再び脚光を浴びてきたのでしょうか?「癒しの手」には、こんな言葉がありました。
  あなたの子が出会う最高の看護師は、あなたでしかありえません。
  もちろん、家族、誰にとっても最高の看護師はあなたです。
  どんな母親も子どもにとって「魔法の癒しの手」を持っているのです。
  そこには親でなければ誰にもできない最高の愛情と願いと共感があるから、
  奇跡が起こるのです。
  認知症になった老人に、時間を見ては家族が手で触れてあげると、
  進行を抑えたり、穏やかにできるそうです。
  家族の優しい触れ合いを老人は何より求めているのです。
  高齢者は元気な人のエネルギーに触れられるだけで、
  どれだけ助けられるか知れません。