ねえねえ知ってた? 平成十九年六月

平成19年6月23日(

 あれは、昨日の昼過ぎのことでございました。「きゃーっ、この間6月になったと思ったら、もう22日??ちょっと時間が経つのが早過ぎない?」なんて、言っておりましたら、勤務先の知り合いの女性が「年を取ると、時間が経つのが早く感じられるようになるそうですよ。」と、ショッキングな発言を宣うたのでございます。
「・・ということは、未だ四十?歳(ただし、四捨五入すると五十歳)のワタクシが、お年寄りの仲間に入りつつあると言うこと??」
雨の降る中を肩を落としながら、家路に着いたのは言うまでもありません。ああ、心の中もザザブリよ〜〜
 そう言えば、先月も不老具の更新は1回のみでした。
 「だって、あっと言う間に、月末が来たんだもの〜」
今日は、不老具の更新頻度が減った言い訳を書き連ねようと言う魂胆ではありませんよ。実はちょっと、地球の異変を感じているんです。決して私がお年寄りの仲間に入りつつあるのではなく、はたまた、私の仕事能力の低下が起きているのでもなく、どうも今年当たりから、地球の自転速度が速くなったのではないかと、異変を感じているのです。その当たりの話を書うかと・・(それって、やっぱり言い訳やて・・)
 ということで、早速調査を開始。ところが、「地球 自転速度 異変」と検索語を入れるべくパソコンに向かったのに、手が勝手に「時間 年齢 感じ方」と入力してしまったではあ〜りませんか?サンサンてるよの手に何やら悪しき存在が乗り移ったのか〜?いえいえ、きっと気になっていたのでしょう、昼間言われた言葉が・・サブリミナル効果のように潜在意識に刷り込まれてしまったに違いありません。出てきたサイトを見ていくと、あるんですね!「時間の感じ方が、年齢と共に短くなる理由」が・・
 実は、フランスの心理学者ポール・ジャネーが 提唱した
「 時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例する」
という説があり、「ジャネーの法則」と呼ばれているそうです。ちゃんとした心理学用語なんですって!例えば、この法則に依れば、同じ1時間を、1歳の子どもが1時間と感じるとすれば、60歳の大人はその60分の1=1分としてしか感じていない計算になります。逆に言えば、1歳の子どもの1日=60歳の大人の60日。つまり,1歳の子どもは 1日にして、還暦を迎えた大人の2ヶ月分を生きているということになります。ジャネーによれば、60歳の人間にとって1年という時間は、生きてきた時間の1/60に過ぎないが、6歳の子どもにとっては1/6にも相当する・・という感覚からくるそうです。
 でもきっと、子どもは大人以上のたくさんの経験を同じ時間でしているからでしょう。だって、大人になれば、毎日同じ仕事の繰り返しに近い日々になりますが、赤ちゃん時代は、出会うこと全てが新しい経験。それぞれの瞬間に驚き、とまどい、泣き、笑うという時間密度の濃さといったら、大人の比ではないですものね。だから、大人でもたまに旅行に出かけると、目新しい風景や産物に出会って、一日が長く感じられるのでしょう。また、新しい仕事を任されて緊張して過ごしたなら、これまた時間は長〜く感じられます。けれども、気の合う友としゃべっている時間は「あっ!」と言う間に過ぎてゆくのは許し難い現実ですねえ。ともあれ、人は、地球の自転速度とは無関係に、目には見えない時計を心の中に備えているのかも知れません。昨年1月「トリビアの泉」でも放送されていたので、知ってる人は知っている「ジャネーの法則」。こちらこちらのサイトには、皆さんの時間感覚の話題が・・
それでは、本日はこれにて。ジャーネー!