3.笑いの身体へ及ぼす影響 「笑うほど増える身体の免疫力」


お詫び・・ファイルデータ紛失のため、前置き無しの途中からの内容となります。何卒ご了承くださいませ。


 寿命を延ばす知恵は、呼吸の仕方だけではありません。今日、落語家さんをお呼びしているのはワケがあります。 (その中のおひとりが大阪シナリオ学校で、落語の添削指導をしてくださっている桂蝶六師匠です。現在は、三代目 桂花團治(かつらはなだんじ))  実は「笑いが病気の予防になる、時には、病気そのものを治してくれる」からなんですね。
笑いがどんな病気に効くか、最近いろいろ研究されていますが、最初に笑いが病気に効くとわかったのが、40年ほど前のこと、アメリカのある男性が、ご自分の難しい病気を、毎日笑って治したというケースです。膠原病という全身痛みでのたうち廻る難病です。
 その報告書が全世界に広まりまして、日本でも10年前に、日本医科大学の先生が林家木久蔵さんという落語家さんを招いて、リウマチの患者さんを笑わせてもらいはったんです。そしたら、何とリウマチの痛みが、軽くなったのならないのって、さあどっち?軽くなったんですね。先生方ビックリ。木久蔵さんも「落語は病気にキクゾー」って、とても気を良くされたそうですね。また、筑波大学の村上和雄先生(名誉教授)は、糖尿病の患者さんを何十人か難波にある吉本に連れていって、漫才を見て笑うてもらうという実験をされました。そしたら何と、笑った後では、いつもより血糖値が下がっていたんです。
  他にも、アトピー更年期障害の抑ウツ気分にも効果があると報告されています。やすきよの漫才を聞きながら、赤ちゃんにお乳を飲ませると、赤ちゃんのアトピーが軽くなるという報告があるんですね。
 また最近、笑いがガンの予防になると言われ始めました。実は、毎日、人間の身体の中では、何千個というガン細胞が生まれています。でも、そのガン細胞をやっつけてくれるナチュラルキラー細胞という免疫細胞があるんですが、実は、笑うと、この免疫細胞が増えるんです。
正に 笑うほど増える身体の免疫力なんですね。
 でも、免疫力が増えるのは笑った時だけではありません。感動したり、悲しくて泣いた時にも、免疫細胞は増える んですね。私、感動しました。だって、「思いっきりお泣き。あなたの身体はボクが守るから」って、免疫細胞ちゃんが がんばってくれるんですからねえ。他にも、ワクワクドキドキした時、人に話を聞いてもらってスッキリした時、更には、 ニッコリ微笑むだけでも、この細胞が増えます。ですから、今、ちょっと笑えない状況・・と言う時には、大きな 声で「ラッキー、ハッピー、ポッキー、ウイスキー、大好きー」と繰り返し叫んでください。口の端きゅっとあげて・・免疫細胞ちゃんが段々元気になってくれますよ。
 更に有り難いことに、脳の中では、笑うと痛みを和らげてくれる物質や血圧を下げてくれる物質が出ます。。この物質は心をウキウキさせる働きもあるんですね。笑って困ることは絶対にありません。笑って困るのは、手術でお腹を 切った後とお葬式の時くらいです。ですから、皆さん一日一笑の生活を心がけてくださいね。ご存じですか?一笑一若、一怒一老っていう言葉、一回笑えば一歩若返り、一回怒れば一歩老いるという中国の古いことわざがあるんですよ。怒ると心臓は早くドキドキしますし、呼吸もハアハア速くなりますからね。長生きの最大の敵です。昔の方はえらいですね。

次のページへ