落語を創ってみました!サンサンてるよ作

落語の創作教室では、どんな話にしようかといろいろ頭を悩ませましたが、
アイデアが突然降ってくる瞬間があるものですね。
提出作品を更に改良し、ここにいくつかご紹介することに致しましょう。
 
究極のサービスー病院編

私が毎日訪問しているブログに、「久世栄三郎の独り言」があります。母の葬儀を担当くださった葬儀社の前社長であられると共に、「七万歩才・あの世の旅」や「葬儀屋・悦生(エッセイ)」「お葬式はハプニングにのって」などのご著書を書かれた方で、私が今まで全く知らなかった葬儀の世界に目を開かせてくださいました。2005年4月のブログに「高熱を出した時に当てられた聴診器が冷たくて驚いた。その夜、看護師さんにあらかじめ温めてもらった聴診器を当てられる夢を見た。病院にも究極のサービスを・・」というユーモア溢れるエピソードが綴られていました。それを読んだ途端に、沸いてきたアイデアです。母の付き添いで病院通いをしていたゆえの、さまざまな願望を落語に込めてしまいました。皆様なら、このような病院にお世話になりたいですか?

まいど、市役所でっせ!
「究極のサービスー市役所編」とも呼べる創作落語。時は近未来。「地方文化保護条例」が成立し、大阪府下全域の市町村の役所では、大阪弁での業務が義務付けられた。
職員の戸惑い、市民の悲喜こもごもの反応を、一大スペクタクル?にて描く。大阪人には切実な問題として、他の地方の方には、大阪弁を学ぶツールとして、楽しんでお読みいただければ幸いです。公務員の方々には、「究極のサービス」のみならず、あっと驚くような「救国のサービス」を模索していただければ、嬉しい限りです。
あの世からこんにちは!
母の介護の傍ら取り組んだ作品。病状が進行していることを主治医から告げられ、いつ母との別れがくるかも知れない緊張感を和らげる役目もしてくれました。
 母の母、つまり私の祖母は、普通の主婦でしたが、あの世の人が見える能力があったようで、祖父が亡くなって悲しんでいた私に、お葬式の翌日の祖父の様子を教えてくれました。「おじいちゃんがね、後ろ手を組んで、この家ともお別れだなあというように、家の中を感慨深そうに歩いていたよ。」と・・ですから、小さい頃から、「人間は死んでも魂は生き続ける」ことを自然と信じてきたように思います。22世紀には、お墓参りの代わりに「さあ、霊界通信テレビのスイッチを入れよか!」という未来になるかも・・と考えて創った作品です。でも、未来と言わず、すぐにでも完成してほしい発明品ですよね。ここで、読者の皆様にクイズです。登場人物のご夫婦、海原海老蔵さんと鯛子さんご夫妻のお子さん(女の子)の名前を、予想していただけますか?ヒントは海に関係する名前です。

 
***1年間に亘って添削指導を賜った桂蝶六師匠、在学当時の担当者である難波永次様に、ここに改めて感謝申し上げます。***

トップに戻る